基本の縫い方: 本ぐけ (動画あり)

基本の縫い方3つ目は、「 本ぐけ 」です。

浴衣や単着物の仕立てでは、
衿納めの時「本ぐけ」を使います。

これも練習あるのみです!

動画:基本の縫い方「 本ぐけ 」

本ぐけの 練習用 布の準備

運針布の下側を内側に織り込みます。
すると、布が4枚重なった状態になります。
「本ぐけ」はこの内側2枚を縫う技術です。

本ぐけ

本ぐけ の方法

内側2枚をまず2、3針すくいます。

本ぐけ

親指と人差し指で針先を持ち、中指の指ぬきに針の頭が当たるように針を持ちます。
要領は運針(本縫い)と同じです。

本ぐけ

下の写真のように、針が進んでいきます。
針先が内側の布2枚をすくっているのが分かるでしょうか。

本ぐけ

縫うときは、写真のような目線で縫っていきます。
針の持ち方は、下の写真を参考にしてください。
中指で針の頭を押して、針を進めましょう。

見えにくいですが、内側から針先が出ています。
「本ぐけ」を内側で終わりにする場合は、この位置から針を抜いて、玉留めをします。

本ぐけ

縫い終わると下の写真のようになります。

本ぐけ

内側の縫い代を開いてみると、粗い運針のようになっています。

表、裏どちらからも縫い目は見えません。

本ぐけ

ポイント

  1. 針の持ち方は、運針の時と同じです。
  2. 親指、人差し指の動かし方も同じです。
  3. 表に針目が出ないことを意識します。

和裁では、「運針」「くけ」「本ぐけ」の3つの縫い方しか使いません。
この3つが分かれば、どんな着物でも難なく縫えるでしょう。

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