基本の和裁道具 – 針

着物を縫う人にとって必需品といえるのが和裁道具。
その中でも、着物を縫うとき、特に必要な 基本の和裁道具 を仕立てのプロが紹介します。

  • 着物を縫い始めたいけど、どんな道具が必要なのか分からない
  • 一般的な裁縫道具とどう違うのか分からないという
  • 洋裁と和裁で兼用できる道具はあるのか?

そんな方へ
この記事が参考になると嬉しいです。

基本の和裁道具

基本の和裁道具

針の種類

和裁では、「四ノ三(しのさん)」という針を使う。

「四」は針の太さを表し、「三」は針の長さを表している。

四ノ三を基本に、好みにより“四ノニ(しのに)”を使ったり
“四ノ三半(しのさんはん)”を使ったりと縫う人によって変えている。
ちなみに、長さを表すニ・三・三半は、数字が小さい方が短い。

使い分けは、運針は四の三、くけは四ノニなど、縫い方で変えている人もいれば
手が小さいからなどの理由で四ノニで統一、という人もいる。

私はと言うと、四ノ三のみ。それ以外は使用しない。
紬でも、木綿でも、全て四ノ三で縫っている。

クロバー製 ぬい針 四ノ三:1包に針が25本入っている。
クロバー製 研磨あげ針 四ノ三:私が使用しているのはこちらの針。

まち針について

針の頭に花や玉が付いたまち針もあるが、私は使用していない。
縫い針で使用している四ノ三をまち針としても使用する。

例えば、曲がった針をまち針にするという具合だ。

針の本数を決める

針の管理はとても重要だ。仕上がった着物に針が混入していては危ない。
そのため、使用する針の本数を事前に決めておくことで、そのリスクを減らす努力をしている。

私の場合、10本と決めている。
四ノ三の針が、縫い針とまち針と合わせて10本。
これだけあれば十分に縫える。

針の購入はこちら

KOTAROオンラインショップでは、他の和裁道具と一緒なら「四ノ三」の針が購入可能です。
単品での販売はしていないため、ものさしのついでに、文鎮のついでに、など、オプションで追加できます。
販売しているのは、クロバー製 ぬい針(下写真)。

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