背縫いの縫い代は基本3分となっていますが、たまに4分になったり、2分5厘になったりします。ここでは、どんなとき縫い代の量を変えるのかを解説します。
背縫い3分
背縫い3分は次のときです。
- 背の二度縫いをするとき:
浴衣・木綿着物・麻着物などの普段着
木綿・麻・綿麻素材の長襦袢や着物、コートなど - 袷仕立てのとき
袷長襦袢、袷の着物、袷コートなど
背縫い4分
背縫い4分は次のときです。
- 背を袋縫にするとき
絹の単長襦袢、絹の単着物、絹の単コートなど
背縫い2分5厘
背縫い2分5厘は次の時です。
- 背伏せをつける時
絹の単着物など - 紋合わせがあるとき
背紋が3分でピッタリ合う時は、キセ分控えた、2分5厘で背縫いをします。背紋が3分5厘で合う場合もあるので、その時は3分で背縫いをします。
その他
大島紬:反物の耳が太い場合が多いので背縫い3分5厘にします。
子ども物:仕立て方により背の縫い代はその都度変わります。
関連記事
-
ソーイングノート
背縫い3分と背縫い4分と背縫い2分5厘
背縫いの縫い代は基本3分となっていますが、たまに4分になったり、2分5厘になったりします。ここでは、どんなとき縫い代の量を変えるのかを解説します。 背縫い3分 背縫い3分は次のときです。 背縫い4分 背縫い4分は次のとき […] -
ソーイングノート
背縫い の種類と使い分け「二度縫い」「袋縫い」「背伏せ」
綿や麻、ウール、絹など単仕立ての着物を縫う時、どの縫い方で 背縫い をするのが良いのか、M KIMONOの基準を紹介します。 背縫い の縫い方は3種類 背縫いの縫い方は3種類。1. 二度縫い2. 袋縫い3. 背伏せを付け […] -
和裁用語
背縫い と 背中心 の違い
着物を縫う時に使う言葉と、着物を着る時に使う言葉は、似ていますが確実に違う部分を指しています。今回は、「背縫い」と「背中心」の違いを紹介します。 背縫い とは 背縫いとは、文字通り背の縫い目を指します。着物を縫う時、「背 […]