基本の和裁道具 : 丸み

自分で袖の丸みを作るとき、コンパスが必要ですが
コンパスが無くても作れるように、実寸大の丸みがプリントアウトできる
資料を作りました!

基本の和裁道具

型紙のダウンロードはこちら

※実寸大でプリントアウトしてください。

お袖の丸み(厚紙)の作り方

用意するもの

  • 実寸大丸みの型紙
  • 厚紙(ちょっと厚手がお勧め:0.5mm以上)
  • ハサミ
  • 鉛筆

作り方

型紙を切る

丸みが命なので、綺麗に切ります。
型紙を切らずに厚紙にトレースできる場合は、切らなくてもオッケーです。

基本の和裁道具
丸み
作り方
型紙をプリントアウトしました。
基本の和裁道具
丸み
作り方
型紙を切ります。
厚紙にトレースする

厚紙に丸みを写します。
ここでも、丸みの丸さが命です。

基本の和裁道具
丸み
作り方
厚紙に移します。
丸みの始まりと終わりに線が入っているので、それも一緒に写します。
厚紙を切る

トレースした丸みに沿って、厚紙を切ります。
丸み命なので、綺麗にカットし、丸みが歪んでいるときは、
爪やすりなどで整えます。

基本の和裁道具
丸み
作り方
厚紙をハサミで切ります。
基本の和裁道具
丸み
作り方
ヤスリで整えます。
完成!

丸みの大きさを書き込んで完成です!

基本の和裁道具
丸み
作り方
完成!

今回使った厚紙

今回は、100均で購入したボール紙を使用しました。
紙袋の底板やお菓子の仕切り板など、厚紙を再利用するのも良いです。

その他の方法

①すでに持っている人の丸みを借りて、直接厚紙に丸みをトレースして、作る。
②型紙を厚紙に張り付けて、厚紙を切って、作る。

①の方法は、和裁教室ではメジャーな方法です。
先生の丸みを借りて、適当な厚紙に写し、和裁教室や自宅で切って作ります。
また、仕立ての仕事をしている人も、この方法で、自分で丸みを作っている人が多いです。

②型紙(今回紹介した資料)を厚紙に張り付けるのは、ノリなどの接着剤が着物に付く可能性があるので、あまりお勧めしません。

まとめ

お袖の丸みは、趣味で和裁をする人にとって「どうしても必要な道具だけど、出番が少ない。」「購入してもいいけど、たくさん使うものじゃないからなんとかならないかな…」と、思う道具のひとつ。この型紙を使って、丸みを作ってもらえたら嬉しいです。

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