私の作業台は、テーブルの高さほどあり、
着物を仕立てる時も、反物にアイロンをかける時も、
印つけをする時も、裁断をする時も、この1台で済ませています。
もともとは、和裁学校の備品だった物を、
学校の規模縮小に伴い、売り出していたので、即購入しました。
その裁ち台の上に、自作のアイロンマットを乗せています。
今回は、この裁ち台の上に乗せている アイロンマットの作り方 をお伝えしていきます。
用意する物
- 木の板 (今回は80×210cm)
- アイロンマット(キルト芯のような物。接着芯なし・不燃性・厚手の物がお勧め)
- 布(シーチングなど)
- タッカー
アイロンマットは、絶対に継がないことがポイントです。
継ぐとアイロンをかけたときに、アタリが出ます。
布は、綿の安価な物で十分です。
ツルツルした質感の方が、個人的に好みです。
↑タッカーはこれです。
私が持っている物は、少し威力が弱いですが、要は足ります。
アイロンマットの大きさにもよりますが、余分にタッカーの針を用意しておくと良いと思います。
思いの外、使いますので。
アイロンマットの作り方
1.アイロンマットを板に留める
木の板を覆うようにして、アイロンマットをタッカーで留め付けていきます。
ポイントは、言うまでもありませんが、たるみが出ないよう、ある程度細かめの間隔で留めます。
角の余分な部分は切り落とし、スッキリとさせましょう。
板を包むようにして、裏側で留めました。
側面で留めるのも良いと思いますが、大きさ的にこの方が作業し易いです。
表に返すと、こんな感じで、仕上がります。
4年使っていますので、作業場所のみかなり汚れています。
2.布張りをする
アイロンマットを張り終えたら、その上に布を張っていきます。
布は、水通しなど、一度洗うと良いと思います。
布を板に留めていく前に、畳ジワが残っているのは、あまりよろしくありません。
スチームアイロンで伸ばしていきます。
この状態にしてから、上手に裏返します。
タッカーで留めていきます。
コツは、布をピンと張らせることです。使い心地の良いアイロンマットができます。
こんな感じで留まっています。
手前に少し厚みがあるのが、アイロンマットです。
布で覆いきりました。
3.完成
全体をタッカーで留め、表に返せば完成です。
全体像
こんな感じで完成です。
私の場合は、布は白色と決めていますが、クリーニング屋さんのバキュームなどは、
くすんだ緑色だったりします。
ぜひ皆さんもお好きな色で作ってみてください♪
余談
土台となっている裁ち台はです。
和裁学校では、裁断・印付けするときのみ使っていました。
今はこんな風に、椅子に座って縫っています。
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